価値の非対称性について、その1
1ヶ月くらい前に、大学生に200円くらいの半熟卵を揚げたやつを奢ってやった。その時に考えたことについて書く。
おれも流石に30になろうという歳なので、たくさんではないがお金を稼ぐことができている。200円なんて、おれにとってはなんでもない。なんでもないというとあれだが、例えば、おれのきょうのランチは1000円のラーメンだった。
ただ、おれも学生だったことがあり、その頃は本当にお金がなかった。昼飯は、可能な限り安く済ませたいと考えて生きていた。
世間が頑張って抑えたカロリーを、おれが摂取したいと思っていた。
その当時のおれにとっては、200円は大したものだったわけだ。
ここに、価値の非対称性があると思っている。つまり、おれにとっては大したコストでないものが、ある種の状況にある人にとっては、たいへんに価値のある時がある。
これは、人類の幸福の総量を増やす、という観点においてたいへん重要なことだと思っている。つまり、おれが先日奢った200円の何かしらにより、おれは人類の幸福の総量を増やすことに貢献できたと、そう思っている。
そんな風に考えて生きてるけど、なんか考慮漏れがあったら教えてくれよな。
また会おう。