おれのキャリア、その5

これはおれのキャリアを振り返るシリーズの第5弾だ。前回のそれにさらに前回のリンクがあるはずだから、そこへ行けば芋づる式に最初の記事まで辿れるはずだ。辿れなかったらごめん。

 

前回: おれのキャリア、その4 - おれの魂

 

以下注意書きは再掲

 

言わないでもわかると思うが、おれの視点による、その当時感じたこと、及び今考えることを書くので、所属した組織を代表するものではもちろんないし、これから述べることがその特定の企業群を適切に表現しているとは思わないでほしい。迷惑かけたらごめん、その時はこっそり教えてください。善処します。

 

前回まで

  • 受託開発の会社で Android していた
  • 給料が全然上がんない
  • 転職の決意をした

 

正直に言って、ここら辺の時期の記憶はあんまりない。2017年の頃だと思うが、それはもう5年近く前のことだ。プログラミング始めたての頃や、ソフトウェアエンジニアとして勤めた最初の会社などは、全てが新鮮なので、脳みそが興味を持って記憶化してくれたのだが、その後は新鮮味というものが薄い。なので所々事実と相違する部分があるかもしれない。もしそうだったらごめん。

 

辞めると決意し、転職活動を行う中で、どっかの転職エージェントを使った気がする。青い大手のアレだったり、すごく小規模なそれも使った気がする。諸々見極めて、確か、黒い G をもっとも多用していた気がする。ベンチャーとかスタートアップとか呼ばれるところに行こうとしていたのだ。

 

確か、考えていたことはいくつかあって、

 

  1. 自社開発である
  2. CTO がちゃんといる
  3. 技術的なジャンプ

 

くらいが、念頭に置いていた条件だったと思う。

 

自社開発云々については、前の会社で懲りたのだろう。前回の記事では書かなかったが、例えばライブラリひとつ入れるのにも、先方の許諾を頂かないといけないような感じだったのだ。エラー探知のためのライブラリを入れようとしても、あーだこーだがあり、断念された。

その状態で、お客さんがここでクラッシュするって言ってるんだけど、このバグ直して、などと言われる訳である。プログラミングをしたことがない人には伝わりづらいかもしれないが、XX だと思ってくれればいい(いい例えが思いつかなかった。雲を掴むような話、とまではいかないが、すげー大変ってこと)。

 

CTO がちゃんといる、というのは、経営層にちゃんとソフトウェア開発の経験がないと、理不尽な要求を突き立てられることが多そうだと考えたのだろう。CTO がいないと、結局社内に閉じたクライアントワークとなってしまい、1 の要求を満たせない。

 

技術的なジャンプ云々は、今も転職の折りには考える。最近ではもう少しアップデートしていて、ジャンプはするんだが、それは最大1つに抑える、くらいにしている。

もう少し詳しく言うと、技術的なジャンプと業界的なジャンプ、合わせてなるべく1つにとどめる、ということだ。例えば、業界的なジャンプ(受託開発から自社開発、toC 向けのサービス開発から業務システム開発、など)と技術的なジャンプ(モバイルアプリ開発から、バックエンド開発)を同時に行わない。どちらもジャンプするなら、どちらか一方を控えめに行う。

ジャンプには労力が伴うので、その労力を最小限に抑えつつ、とは言えジャンプはしないとアレだな、というところのスイートスポットを探っているつもりだ。この辺りは、みんながどうしているのか聞いてみたいところである。

 

かような条件を満たしつつ、当時のおれが選考をパスできる見込みの高いところが、2017年当時はベンチャー界隈だった。いまがどうかはよく知らない。コロナの影響もあり、転職市場の傾向にも大幅な変更があったことと思う。

 

振り返ると、一応何かを考えて転職せんとしていたようだ。若いのにちゃんとしてるね。おれはいま、これほどちゃんと考えていないような気がしてきた。アルコールで脳みそをやられてしまったのだろう。

 

すごく歳をとったように思う。丸くなってるし、なんだか世間みたいなものを受け入れようとしている。けど、全く変わっていないようにも思う。よくわからない。

明らかに増えたのは、酒量だけだ。良いのか悪いのかわからないけれど、この頃と比べて酒に強くなってしまった。タバコの量も増えている。

 

翻って、知識、経験、思考、実績などについて、明らかな増大は認められないように思われる。加齢とはかくあるものなのか。おそらく、おれがちゃんと頑張っていない、ということなのだろう。

 

転職活動の方針自体について長く書きすぎたので、もう終わる。

 

また会おう。